「おーいおいどん」の家庭菜園・園芸・地域情報

家庭菜園・園芸の記録や我々の生活に関する昔からの地域情報を発信します。

地域情報

月に照らされて思うこと

夜の庭に出ると、空がやけに明るい。見上げると、まんまるの月がぽっかりと浮かんでいた。 どうやら今夜は中秋の名月らしい。 スマホを取り出して、思わず一枚。しかし、撮れた写真を見ると——あれ、まるで街灯のよう。肉眼ではあんなに美しかったのに、レン…

河童と彼岸 ― 水辺に残る声と伝説 ―

祖母の声とガラッパの声 子どものころ、祖母はよく言った。「彼岸になると、川筋からガラッパの声が聞こえるぞ」 私は素直に信じていた。秋の彼岸、田に水はなく川も静まるその夜、どこからともなく聞こえる声には、不思議な力が宿っているように思えた。鳥…

タバコじゃない!鹿児島のユニークお茶体験

今日、田舎から荷物が届いた。その中に入っていたのが、この「chabaco(チャバコ)」という一箱。 最初に見たときは「タバコ?」と思った。形も雰囲気も、まるでタバコのパッケージ。次に「チョコレートかな」と思った。でも、違った。 正体は――お茶。鹿児島…

嫁女きびとなんば

お盆のお供えにあげていたトウモロコシ。下げてから茹でてみたけれど、やはりお供え用のものは実がスカスカで、食べてもあまり旨いとはいえない。けれども、そこに込められた意味や習わしを思うと、味わいはまた別のところにあるような気がする。 いま私が暮…

お精霊送りの団子 ― お盆十五日の夜の記憶から

お盆の十五日の夜。ご先祖様は、この夜、あの世へ帰っていかれるという。それが「お精霊送り」という風習だった。 民俗学者・小野重朗の『オ精霊送イ』には、こんな一節がある。 「お精霊様は十五日の夜に帰っていかれるといって、十五日夜の供え物には、土…

ブッアガイ──海のない村の井戸端で祀ったこと

子どもの頃の夏の終わり、不思議な行事に加わった記憶がある。 その日は夕方、近所の子どもたちが自然と井戸端に集まってきた。そこは村の暮らしの中心にあった井戸で、生活用水を汲んだり、洗濯をしたり、日常の話を交わす場所でもあった。 私たちは誰に言…

煮麺とイトウリ──南九州の夏の味

夏になると、どうしても食欲が落ちる。冷房で胃は冷え、暑さで気力も失せ、キッチンに立つだけで気が遠くなる。 そんなとき、助け舟のように現れるのが「そうめん」だ。冷たくしめたそうめんに氷を浮かべ、薬味をたっぷりのせて啜る。これは定番中の定番。 …

祖先の霊と夏の到来を感じる朝

今朝、やっと蝉の声を聞いた。 朝の早い時間、畑の見回りをしていたときだった。木のあいだから、「ミーンミーン」と響くあの声。間違いなくアブラゼミ。ここ最近は、「まだ鳴かんねぇ」と思っていたところだったので、やっと夏がやって来たような気がした。…

「めんが出るぞ」から始まった、一反木綿との出会い

── 大隅の山奥と、幼い記憶のつながりから 柳田國男の本を読んで、一反木綿が鹿児島・大隅の妖怪であったことを知った。 驚くと同時に、胸の奥からある記憶がふわりと浮かび上がった。 それは、子どもの頃、母からよく言われた言葉だ。 「遅くまで起きとった…

梅雨入りの知らせと、紫陽花の恵みの雨

ついに私の住む地方も梅雨入り。平年よりも一日早いとのこと。畑や庭の植物たちは、しっとりとした雨に生き生きとし始めました。一方で、各地で大雨による被害の知らせも聞こえ、不安な思いも抱えます。この季節の始まりに感じたことを綴ります。 今朝、気象…

「徒然ねなったね」──鹿児島のことば、東北のことば、そして梨木香歩さんの驚き

■ 梨木香歩さんの「驚き」 ■ 柳田國男も記録していた「徒然ね」 ■ 鹿児島の「徒然ね」は、家族のことば ■ 「徒然草」の徒然と、土地に残る徒然 ■ ことばの底に流れるもの 【あとがきにかえて】 梨木香歩さんのエッセイ『炉辺の風おと』を読んでいて、ある一…

けせん団子と端午の節供──懐かしきニッケイの香りと共に

【1】端午の節供と団子の記憶 【2】けせん団子の魅力──甘く香る、にっけいの風味 【3】けせんの木と私たちの暮らし 【4】失われつつある風景と味 【5】今なお愛されるけせん団子──お土産としての再会 【6】おわりに──季節と共に思い出す味 私の子ども時代、…

懐かしき鹿児島の端午の節句菓子「あくまき」──竹の皮に包まれたふるさとの味

1. 端午の節句が近づくと思い出すもの 2. あくまきとの出会い──子ども時代の思い出 3. あくまき作り──竹の皮を取りに行く子どもの役目 4. あくまきの作り方と灰汁(あく)の意味 5. あくまきの食べ方いろいろ──きな粉と砂糖、醤油派も 6. あくまきは保存食だ…

日本語じゃないお経?」―真言宗の法事で出会った、不思議な響き

親戚の法事に参加する機会があった。 宗派は真言宗。 実は私は仏教や作法に詳しいわけではなく、当日も手探り状態だった。 しかし、読経が始まるとある“違和感”が。 日本語ではない、不思議な言葉が耳に飛び込んできたのだ。 それは何語? なぜそんなお経を…

「薩摩の偉人が若狭に来ていた?―西郷従道と時岡又左衛門が見つめた明治の国防とわが町」

私は若狭に住んで40年以上になります。四季折々の風景や人々のあたたかさに囲まれて暮らす中で、少しずつこの地の歴史にも興味を持つようになりました。 最近、ふとしたきっかけで地元にまつわる歴史資料を目にし、驚くことがありました。なんと、明治維新の…

琵琶湖の味覚を楽しむ – 川魚の佃煮と鮒寿司の魅力

琵琶湖の川魚をいただく機会がありました。 今回、お土産にいただいたのは「小もろこ」と「ごり」の佃煮や飴煮。 じっくり炊き上げられた佃煮は、甘辛い味付けが絶妙で、ご飯のお供にはもちろん、お茶うけやお酒の肴にもぴったりです。 特に小もろこの飴煮は…

春の訪れと燕の帰郷

花冷えの朝、ひんやりとした空気の中で軒下に目をやると、そこには燕のつがいの姿が。 私が気づくとすぐに飛び去ってしまいましたが、どうやら昨夜はここで休んでいたようです。 もしかすると、去年うちで生まれ育った子どもたちが戻ってきたのかもしれませ…

春の寒暖差に振り回される日々と寅次郎の過ごし方

ついこの間まで春の陽気を感じていたのに、急に冬へ逆戻りしたかのような寒さ。 気温が20℃を超えた日もあったのに、明日は最高気温が10℃にも届かない予報です。こんな気温の変化に、人も植物もついていくのが大変ですね。 我が家の猫「寅次郎」も、どうやら…

【春の空に黄砂と花粉】ついに私も敏感に?

1. 日本列島を覆う黄砂、今年もやってきた! 2. 桜島の灰にも花粉にも慣れていたはずが……? 3. 春の飛来物とうまく付き合う工夫を 春の訪れとともにやってくる厄介者春の訪れとともに、黄砂や花粉が猛威を振るう季節になりました。 一昨日から日本列島を広く…

春の訪れとともにタイヤ交換

春の訪れを実感 タイヤ交換の様子 春の準備の完了 春の象徴・ツバメの初見 春の気配を感じる日が増えてきました。冬の寒さも和らぎ、暖かい陽気が心地よい季節です。そんな春の準備の一環として、冬用タイヤから夏用タイヤへの交換を行いました。ツバメの初…

燕がやってきた!春の訪れを感じる瞬間

今日、今シーズン初めて燕の姿を見ました。 青空の下、スーッと滑るように飛ぶ姿は何とも美しく、見ているだけで気持ちが明るくなります。 燕を見ると「春が来たなぁ」と実感しますね。 毎年、この時期になると「今年もうちに巣を作ってくれるかな?」とそわ…

翻刻された藩主の旅路 「玉櫛笥日記」

小浜古文書の会による「玉櫛笥日記」の翻刻冊子を入手 小浜市の歴史愛好家を中心とする「小浜古文書の会」が、小浜藩士・水江信説が記した紀行文「玉櫛笥日記」を翻刻し、冊子としてまとめました。 これは、小浜藩主・酒井忠貫の小浜入りの旅路を詳細に記録…

大根作りの挑戦と反省

昨年、初めて大根作りに挑戦しました。初心者ということもあり、まずはミニ大根から始めてみたのですが、結果はなかなか芳しくなく、小ぶりで思うように成長しないまま終わってしまいました。 やってみて初めて分かることも多く、「大根って簡単そうに見えて…

子供は元気‼️ 春はもうそこまで。

畑で作業をしていたら、学校帰りの小学生たちが楽しそうにおしゃべりしながら歩いていきました。 ふと耳を澄ませると、「明日、半袖だと思う人?」と、にぎやかに笑い合っています。 最近、暖かいと言っても若狭地方は、まだ気温は10℃くらい。 動いていれば…

「かるかん」「カライモ飴」を見つけた。

今日、近所のスーパーで鹿児島銘菓の「かるかん」と「カライモ飴」を見つけました。 思わず手に取り、迷わず購入。 懐かしい味に出会えると思うと、それだけで少し嬉しくなりました。 「かるかん」は全国的にも有名なお菓子で、どこでも手に入るのではと思っ…

春は未だ先?

お水送りも終わったのに、今日は寒いですね。 春は未だ先ですか? 現在の気温 3℃ 最高気温も7℃までしか上がらず。 冷たい雨が☂️降っています。 ooioidon.hatenablog.com

春を待つ

今日、鹿児島地方気象台が九州南部と奄美地方に「春一番」が吹いたと発表しました。昨年より十二日遅いとのことです。 一方、ここ若狭地方はまだまだ寒さが続いています。 現在の気温は6℃、このまま上昇する見込みもありません。 今週も寒い一週間となりそう…

若狭に春を告げる神事「お水送り」

3月2日、今日は若狭に春を告げる伝統行事「お水送り」の日です。 若狭地方では、この神事が終わると本格的な春が訪れると言われています。 厳しい冬が続くこの地域にとって、「お水送り」はまさに春を迎える合図のような存在です。 例年この時期には雪が降る…

宗派の違いを感じた真言宗の葬儀

昨日、親戚の葬儀に参列しました。 私自身は臨済宗ですが、今回は真言宗の葬儀ということで、宗派の違いによる戸惑いもありました。 また、若狭地方に住んでいるとはいえ、生まれ故郷ではないため、この地域の仏事にはまだ慣れていません。 三日間にわたる準…

除雪車の到着に寄せる住民の期待

1. やっと来た除雪車 2. 平日と休日の違い 3. 行政の除雪スケジュールへの疑問 4. 雪国の冬と暮らし やっと除雪車がやってきました。家の前の道路を、大きな音を響かせながら除雪しています。 平日は夜明け前に来るのに、今日は休日だからなのか、昼を過ぎて…