「おーいおいどん」の家庭菜園・園芸・地域情報

家庭菜園・園芸の記録や我々の生活に関する昔からの地域情報を発信します。

庭の片隅の“放任主義”|毎年ちゃんと咲くシランの不思議

毎年この時期になると、庭の片隅に鮮やかな紫色の花が咲きます。
シランです。

正直に言うと、特別な手入れは何もしていません。

肥料も適当。
水やりも自然任せ。
それでも毎年、忘れずに花を咲かせてくれます。

「今年も来ましたよ」

そんな感じで、静かに庭に現れるのです。

シランは地下で丸く平たい偽球茎をつなげながら増えていく植物。
地上には幅広の葉を広げ、春になると紫紅色の花を咲かせます。

花は少しうつむき気味。
蘭の仲間なのに、どこか控えめです。

でも、この控えめさが妙に良い。

派手に自己主張するわけではないのに、気づけば目で追ってしまう。
庭の“名脇役”のような存在です。

しかも強い。

雑草の中でも平然としているし、植えっぱなしでも毎年ちゃんと咲く。
人間ならかなり優秀なタイプです。

最近は、野菜苗の様子ばかり気にしていましたが、こういう「放っておいても季節を教えてくれる花」が庭にあると、少し気持ちがゆるみます。

春から初夏へ。

今年もシランが、静かに季節を知らせてくれました。

庭の藪で見つけた、小さな“危険物”

今朝、庭の藪の中を何気なく見ていたら、赤い小さな実を見つけました。

最初は、「こんなところに赤い花が咲いていたかな?」と思ったのですが、よく見ると、それは懐かしい蛇苺(ヘビイチゴ)でした。

子どもの頃、この蛇苺は「絶対に食べてはいけない」と教えられていました。

名前からして怖い。

「蛇が食べる苺だから人間はダメ」
「毒がある」
「食べたらお腹を壊す」

大人たちは、だいたいそんな感じで説明していた記憶があります。

だから、子どもの頃の蛇苺は、草むらに潜む“危険物”のような存在でした。

でも不思議なもので、禁止されるほど気になるのが子どもです。

野山を走り回っていた頃、私は一度だけ、こっそり蛇苺を食べたことがあります。

すると——

びっくりするほど、味がしませんでした。

甘くもない。酸っぱくもない。
なんというか、水を含んだスポンジのような感じ。

あとで知ったのですが、蛇苺は毒ではなく、「ただ美味しくない」らしいですね。

子どもの頃は、もっと恐ろしい植物だと思っていました。


それにしても、蛇苺の赤は独特です。

木苺や野苺の赤は、「どうぞ食べてください」という感じですが、蛇苺の赤は違う。

妙にテカテカしていて、どこか毒々しい。

自然界の「近づくな」の色にも見えます。

しかも植物としても少し変わっていて、赤い部分は“果実”ではないそうです。

ふくらんでいるのは花床という部分で、本当の果実は表面のツブツブ。

見た目も構造も、なんだかクセのある植物です。


蛇苺を見ていると、昔の風景が蘇ります。

田んぼの土手。
夏前の草むら。
桑の実で紫になった指。
野苺探し。

あの頃は、野山そのものが遊び場でした。

今みたいにスマホもゲームもありませんでしたが、不思議と退屈した記憶がありません。

ただ、蛇苺だけは最後まで“食べ物”ではありませんでした。

毎年、赤く実るのに、誰にも食べられない実。

でも、だからこそ、記憶に残るのかもしれません。

久しぶりに庭で見つけた蛇苺。

昔より小さく見えたのは、実が小さいのではなく、自分が年を取ったせいなのでしょうね。

初めて咲いた、リスボンレモンの花

f:id:ooioidon:20260511183547j:imageこんにちは。

一昨年、ホームセンターで買ってきた小さなリスボンレモン。
鉢植えで育てているのだが、今年の春、たくさんの蕾をつけた。

とはいえ、まだ若い木。
全部を育てるのは負担になると思い、ほとんどの蕾は摘み取ってしまった。

それでも、数個だけ残していた蕾がある。

そして今朝、その蕾たちが次々と花を咲かせていた。

白い花びらに、黄色い雄しべ。
レモンの花をじっくり見るのは初めてかもしれない。

派手な花ではないが、とても清楚で美しい。f:id:ooioidon:20260511183617j:image

 


実は、レモンは地植えより鉢植えの方が実が付きやすいとも言われるらしい。

限られた環境の中で、「なんとか子孫を残そう」とする力が働くのだとか。

なるほど、植物もなかなかたくましい。

小さな鉢の中でも、ちゃんと季節を感じ、花を咲かせる。
その姿を見ていると、こちらまで少し嬉しくなる。

 



今年、この花が実になるかは分からない。

でも、毎日の水やりや、冬場の寒さ対策。
そんな積み重ねの先に、こうして花が咲いてくれるだけで十分だと思う。

収穫だけが園芸の楽しみではない。

朝、そっと咲いている花を見つける。
それだけで、少し良い一日になる。

【最新軽自動車は小さなコンピューター?】ドラレコ修理の次はデジタルミラー消失事件

こんにちは。

最近の軽自動車は、本当にすごいですね。

自動ブレーキに、大型ナビ、全方位カメラ、そしてデジタルルームミラー。
昔の軽自動車を知っている世代からすると、もはや「小さな未来カー」です。

ところが――。

その未来カー、なかなか一筋縄ではいきません。

ドラレコが録画していない

数日前、ふと気づきました。

「あれ? ドラレコが録画されていない……」

事故の瞬間だけ録れていないとか、そういうレベルではありません。

そもそも録画していない。

これは困る。

ということで、ディーラーへ持ち込み。

すると原因は、

「ソフトウェア更新ですね」

とのこと。

出ました、現代の魔法の言葉。

昔の車なら、

  • エンジンがかからない

  • 異音がする

  • 白煙が出る

だったのに、

今は、

  • ソフト更新

  • システム不具合

  • 再起動

である。

もう車というよりスマホである。

更新後、今度はデジタルミラーが消えた

ドラレコは無事復活。

「これで安心だな」

と思っていたら、数日後にまた異変。

デジタルルームミラーが映っていない。

真っ暗でもない。
ノイズでもない。

ただの鏡。

普通のルームミラーとして静かに存在している。

いや、君デジタルだったよね?

切替スイッチを押しても鏡。
電源を入れても鏡。

未来がどこかへ消えた。

しかも異常ランプなし。

車は平然としている。

こちらだけが混乱している。

一番驚いたのは「数日気づかなかった」こと

しかし一番ショックだったのは別のこと。

実は数日間、この不具合に気づかなかったのである。

昔人間の私は、無意識に普通の鏡として見ていた。

つまり、

「デジタルでなくても普通に運転していた」

のである。

最新装備を買ったはずなのに、
身体は完全に昭和仕様。

なんとも複雑な気分である。

最近の車は「家電」に近い?

それにしても最近の車は、機械というより電子機器だ。

昔は壊れる場所がわかりやすかった。

今は、

  • ソフトウェア

  • センサー

  • 通信

  • 電装系

など、もう一般人にはさっぱりわからない。

そのうち、

「アップデートに失敗しました」

とか表示される日も来るのではないか。

いや、本当に。

半年未満でこれだけ不具合

この軽自動車、まだ買って半年も経っていない。

もちろん便利だし、安全性能も高い。

でも便利さと引き換えに、

「何が悪いのか全然わからない」

という新しい悩みも増えた気がする。

昭和の車なら、
叩けば直ることもあった。

令和の車は、
叩く前に保証が切れそうで怖い。


あーあ。

天下の○○自動車さん、
本当に頼みますよ…。

夏野菜の心配と、畑の隅の真っ赤な花

夏野菜の苗を植えて、約一週間。
そろそろ根が活着してもよい頃だと思い、今朝も畑の様子を見に行った。

ところが、苗の元気がどうも怪しい。
葉が少ししおれて見えるものもあり、「ちゃんと根づいたのだろうか」と気になってしまう。

家庭菜園というのは不思議なもので、たった数本の苗でも毎日顔を見に行ってしまう。
水が足りないのか。
風が強かったのか。
それとも、ただの気のせいなのか。

そんなふうに苗を見回っていると、畑の隅で真っ赤な花が咲いていた。

毎年この時期になると現れる大きな花。
牡丹なのか、芍薬なのか、今年も結局よく分からない。

けれど、この花は実に堂々としている。

冬には地上から姿を消していたのに、春になるとまた芽を出し、気づけば大輪の花を咲かせている。

野菜の苗にはこちらがハラハラしているのに、この花には妙な貫禄がある。
まるで、

「まあ、そのうち元気になるよ」

と言っているようだ。

家庭菜園は野菜を育てているつもりで始めたが、毎年、季節の移り変わりや植物の強さを教えられているのは、むしろこちらの方かもしれない。

去年の忘れものが、今年の庭を赤くした

春の庭を歩いていると、ふと目に入った赤い花。

一昨年の秋に蒔いたクリムゾンクローバーだ。
「ストロベリーキャンドル」という名前でも知られている、あの可愛らしい花である。

昨年は種を蒔かなかったので、今年はもう咲かないものと思っていた。
ところが、庭のあちこちに、ぽつり、ぽつりと赤い花が顔を出している。

どうやら昨年咲いた花が種を落とし、そのまま冬を越していたらしい。

植物というのは不思議だ。
人が忘れていても、自分たちはちゃんと次の季節の準備をしている。

「今年は蒔かなかったからなあ」

そんなことを思っていたのは、人間の都合だったようだ。


クリムゾンクローバーは、本来は緑肥として使われる植物である。
畑では土を豊かにするために育てられることも多い。

けれど、庭で咲く姿を見ると、そんな実用的な役割を忘れてしまうほど美しい。

真っ赤な花穂は、まるで小さなキャンドル。
春風に揺れる姿は、静かに灯る炎のようにも見える。

クリムゾンクローバー


「また今年もよろしく」

そんなことを心の中でつぶやきながら、しばらく庭にしゃがみ込んで眺めてしまった。

去年の忘れものが、今年の春を少しだけ鮮やかにしてくれている。